虎になって

虎になっていきる、虎になって眠る

質問箱

どうもしっぽだ。質問箱に寄せられた質問は100を超え、だんだんと感覚が掴めてきた頃だ。

質問に答えるのは、とても、楽しい。テンプレ的な質問は運営さんから送られてきたものかもしれないが、ユニークな質問も多く、質問者の私生活や思考が垣間見える時もあったり、自分を見つめ直すきっかけにもなったりと、まあ楽しい。

自分の若い頃の感性を備忘録的に記そうと思って始めたブログだったので、今まではかなり一方通行的であったが、質問箱はその逆、双方向的である。それもまた、楽しさの要因の一つだろう。ネットの近くない距離感を保ちながら、双方向的な交流ができるのは心地いい。

これからもしばらくは質問箱を続けるだろうから、ふと気になったこと、悩んでいること、暇つぶしになる質問、「他人」であるしっぽに何でも聞いてもらえたら、と思う。大した回答ではないが、それなりに真面目に答えさせていただこう、そう決めているから。

以上しっぽでした。

イヤホン多すぎ

どうもしっぽだ。

現在SHURE SE215に銀メッキケーブルをつけて使っているのだが、リケーブル部分が馬鹿になってしまい、仕方なく買い換えようと思っている。しかし、まあイヤホンの多いこと。予算2万円で、「今以上か同等の音質と、密閉性と、丈夫さ」を重視したイヤホンを探しているのだが、多すぎて本当にわからない。リケーブルイヤホンはケーブルを変えられるがゆえにその部分が弱いことがわかったので、別にリケーブルに拘る必要は無いと思った。

さらには、完全ワイヤレスイヤホンにも魅力を感じるも、しかし、接続云々の問題やバッテリー云々の問題、さらには圧縮方法云々の問題まであがり、素人に理解できる枠から大きく飛び出し大気圏突入である。

 

SHUREのイヤホンもマスキングテープで補強すればまだ使えるので家では使いそう。そうなると、出先で使いやすそうなワイヤレスイヤホンかな、と思うのだが、音質と接続、さらには遅延と、心配が尽きない。

 

わかる人いませんかね、本当に困ってるんですよ。増税前に新調したいんですよ。

「AVIOT TE-BD21f」、「Cambridge Audio Meromania1」、「RHA trueconnect」の3つぐらいまでは絞ったんだけど、もう分からない。有線の方がいいのか?なんて思ったりもしちゃう。

密閉性とバッテリー持ち(有線なら関係ないけど)と接続性(これも有線なら関係ない)、そして何より音質、これを重視したイヤホンでおすすめ教えてください。わかる方。マイクとか操作性とか二の次なんで。

 

といいつつ、いや何もリアクションはないだろ、と思うしっぽであった。読んでくれる人が多いと、こういう時に助かるのね。

自己プロデュース力

暇さえあればyoutubeのしっぽだ。

 

林檎嬢こと椎名林檎さんは皆さんご存知だろう。彼女の自己プロデュース力はとんでもないものである。これについては語り出したらきりが無い。更に言えば、林檎嬢について語るにはまだまだ時期尚早、もう少し寝かして、今以上に芳醇なシードルになってから美味しくいただこうと思う。

 

同様に、自己プロデュースが極めて上手い人々が、しっぽの日常に溶け込んでいる。youtubeで見るゲーム実況者である。冒頭「暇さえあればyoutube」とは誇張でなく、「兄者弟者」「三人称」の2グループのアップされた動画、それが終わったら過去の動画、一度見た動画も見ちゃおうか、そんなことをしてたら一日が終わる。作業中もBGMのように流すことがあるし、寝る前もぼんやりと流し見する。この2グループは、自分の中でゲーム実況2大巨塔だ。

両グループの面白い動画、おすすめの動画などを紹介すると、どうしても長くなってしまうのでまた次の機会にして、今回はゲーム実況者を代表する「兄者弟者」「三人称」のメンバーについてと、自己プロデュースについて少し書こうと思う。

 

 

team2bro.は「弟者(おとじゃ)」「兄者(あにじゃ)」そして昨日誕生日を迎えた「おついち」で構成されている。昨日の「おついち」というワードがTwitterの急上昇ランキングへのランクインや、たくさんのファンアートから、2bro.のアイドル級の人気が伺える。

低く渋い声、2bro.切り込み隊長的な弟者は、お酒を飲むと少し"とろん"としたり、お兄ちゃん達(兄者やおついちさん)が居ると、ついはっちゃけたりと癒やし要素もあり、根強い人気がある。FPSゲームローグライクゲームが特別得意であるが、3人の中では最も幅広い実況をしている印象を受ける。

2bro.の司令塔で、よく考え理詰めでゲームをやる兄者もまた、落ち着いてクールな声である。日本語版が出ていないような海外ゲームも、得意の英語を駆使して2人を導く。徹底してクールで、それでいて実は勝ちにこだわる熱い面もあり、こちらも人気はすごい。シュミレーションゲームやレースゲーム担当で、粘り強く長期の実況もこなす。

2bro.の縁の下の力持ち(バリバリ前線で活躍しますけどもね)的なポジションのおついちさんは、編集、アートを担当。古川登志夫さん(ピッコロの声)とよく似た、素敵な通る声の持ち主で、動画内では最年長ながらに子供のようにはしゃぐ姿が見られ、萌えポイント高めである。ウィッチャーと、デビルメイクライ、ディビジョンが担当で、公式から認められるウィッチャー実況は#100を超える長編である。

3人ともゲームに留まらないカルチャーへの豊富な知識、豊富な体験があるようで、話しているだけでも貫禄がある。兄者弟者でスクール・オブ・ロックに出演した際、重い内容のお便りに真摯に答えていて、自分の中で高感度が跳ね上がった事を覚えている。

 

team2bro.は、実は全員アラサー、アラフォーなのだが、この人気ぶり。全員の良い声と、トークの軽快さ、ゲームプレイの上手さでこれほどまでの人気を得た。この人気の一部理由として、「徹底して顔を出さない」ということが挙げられると思う。ファンからすると、動画のスタイルにマッチしたおついちさんの絵、その中の姿が、team2bro.の姿そのものなのだ。ラジオの対応や動画内で見せる紳士的な選択から、心はなかなかのイケメンであるだろう。勿論外見も高身長であったりと、魅力的である。しかし、動画のスタイルに合い、さらに各々の素敵な声にピッタリと合った、おついちさんのあの絵のイメージに勝る姿である事は難しいかもしれない。それを踏まえて、徹底して顔出しをしないというのは、視聴者の理想的な「2bro.」であり続けるのに、一役買っているだろう。

声という情報で勝負していることから、ゲーム以外にも声のお仕事が増えつつある事やオールナイトニッポンに出演した事からしても、彼らのスタイル、自己プロデュースは成功していると言える。

 

 

つぎに「三人称」。こちらも三人組のグループ実況者である。

おっとりマイペースな「ドンさん」こと「ドンピシャ」は、内向的な3人の中では唯一お酒が飲める事もあり(?)他実況者さんとの関わりも多い。動画でも積極的に盛り上げていく感じで、三人称親しみやすさランキングで毎年1位である事からも、なんだかんだ三人称の主砲なのかな、と思ったり思わなかったり。koeというバンドでドラムを叩いている、バリバリの音楽家である。

「ぺーさん」こと「ぺちゃんこ」は、第一印象としてはしっかりもの、その後の印象としては宇宙、という感じ。彼のフリートークはめちゃくちゃ面白いし、引き込まれるが、引き込まれたまま出られないこともしばしば。なんだかんだで様々な事件を起こしているし、実は一番破天荒なのかもしれない、と思うのだが、3人の中ではツッコミに回ることが多い。三人称は3人とも編集センスがずば抜けているが、その中でもぺーさんの編集は大変高く評価されている。こちらもkoe所属でベース担当の音楽家

「鉄塔さん」こと「鉄塔」(流れで書いたけども、不思議な字面)は、小説家や和太鼓演奏グループのメンバーとして毎年ロシアに行くなど、マルチな活動が目立つ多彩な人物。ワードセンス抜群で、落ち着いた実況は心地よく、良い意味で睡眠導入剤などと評されることも。鉄塔さんの魅力の1つとして、身を切る自虐があるが、天才的に面白い。学生時代から拗らせた「ぼっち」エピソードはしっぽからすると宝の山で、同じくぼっちであるしっぽからすると共感することが多くて、彼のトークヘッドバンキングさながらの相槌をうつものだ。現在エッセイも連載中なので、そちらを覗いてみることを強くおすすめする。

3人は、恋のお悩みやくだらない下ネタから、真面目な人生相談や、言いづらい生放送視聴の際の態度に関する苦言(これが特に凄い事)まで厚くカバーするトーク力を持つ上、生放送中書き込まれた自身への誹謗中傷を拾って笑いに昇華するなど、経験から導かれる対応力は素晴らしいものだ。

 

さて、この3人もまた全員がアラサー、アラフォーである。普段の実況や雑談放送(週に一度3人で、視聴者からお便りを募りテーマに沿った?雑談を放送したもの)の感じから、2broとは少しベクトルの違う面白さ、和ませる面白さが強みだと考えられる三人称は、全員顔出しをしながらも、千人規模のトークショーのチケットが売り切れ、イベントとバレンタインが重なったときにはダンボールでチョコを持ち帰る程の、アイドル級人気っぷりだ。人気の秘訣の一つとして、「彼らの視聴者に寄り添うスタイル、視聴者と共に楽しむスタイルに、顔出しというのはマッチしていること」が挙げられるのではないだろうか。顔出ししているからこそトークショーができるわけだし、ゲーム実況以外のマルチな活動とのリンクができるわけだし、それらに伴った旅番組風動画も作れるというわけだ。それにより、ゲーム以外のファンもつくなど、顔出しがプラスに働いていると思うのだ。マルチな活動とのリンクがきっかけでこちらも声のお仕事に挑戦したばかりで、これから活躍はますます広がっていくだろう。そう考えると彼らもまた、自己プロデュースに成功していると言える。

 

「顔出ししない」という2bro.と、「顔出しする」という三人称、両者のスタイルは、顔出しという観点からは正反対であるが、それぞれの長所を活かす素晴らしい自己プロデュースであると思う。

 

ここまで書いて、自己プロデュースの重要性に気付くと同時に、各々の魅力がなければプロデュース以前の問題だな、と気付かされた。文字に起こすことで、メンバーの紹介と自己プロデュース云々の分量の割合が、圧倒的に前者に傾いている事を見せつけられたからだ。

という事で結論、凄い上によい自己プロデュースをした結果、唯一無二のゲーム実況者がうまれた。こんなところでどうだろうか。両グループの益々の活躍が楽しみで仕方ない。さあ、youtube見ないと、ということでしっぽでした。こんな長文駄文ですが最後までどうも。

世知辛い

涼しい風が吹く昼時に自転車で出かけたせいか、早くも少し夏の終わりを感じたしっぽだ。

突然だが、MINIのCM、見たことがあるだろうか。緑の可愛らしいMINIと、可愛らしい少年が登場する素敵なCMだ。

工具が並ぶ倉庫の中、引き出しから鍵を見つけた少年。車に乗り込みハンドルを握る、左下が少し気になり始めるその頃、カットが変わる。ヨーロッパ風の石畳の上を走る緑のMINI。深い緑が小柄な車体を引き締めて、可愛らしいフォルムなのにクール。かっこいい。するとまたまたカットが変わる。少年が満面の笑みでハンドルを握る。(車に興味がないしっぽでも分かるよ、その気持ち)、と思いきや左下に白い文字。「※CMで車を運転しているのは子どもでないです」そんなニュアンスの事が書いてあるではないか。いや知ってるし、こんな事までわざわざ米印打ってまで伝えなきゃいけないのか、その驚きと、そんなことにまでケチをつける奴がいるかもしれない社会への、何かモヤモヤとした思いが浮かんで、つい筆をとった次第。その後は車が颯爽と走るカットで終わるのだが、かっこいい車の、素敵なCMだったからこそ、左隅に浮かぶ白文字が目立ち、印象に残ってしまった。そしてその白文字から、製作者の、「ああ世知辛い」というため息混じりのぼやきが聞こえてくるようで、複雑な気持ちになるしっぽであった。

ワンピースマン

どうも再びのしっぽだ。

書けそうな気がした。(どストレート)

 

皆さんワンピース、知っているだろうか。今や国民的漫画となったこの作品、ゴムゴムの実を食べ全身ゴム人間になったルフィが海賊王を目指して仲間と冒険する話だ。極めて洗練されたあらすじである。

そんなワンピースもアニメ放送20周年を迎え(連載は22年目?)、それを記念して、今年は映画をやってみたりグッズ展開してみたり、と盛り上がっている年なのだが、そのなかでも一際目を引くのがタイトルにある通り「ワンピースマン」である(嘘を言え)。

ビックリマンとのコラボなのだが、「ワンピースマン超新星編」「ワンピースマン新世界編」の2シリーズを経ての「ワンピースマン20th」である。うぇい。本当の事を言うと今回初めてワンピースマンというものを買ったのだが、さも前作も買っていたような口ぶりで紹介してみた。うぇい。

今回「ワンピースマン20th」を買い漁っている話をするのだが、そこに至るまでの経緯を話そう。

ずばり

いい大人の友人が自慢してきたから

だ。

今回20周年ということで、思い出を振り返る「vsシール」というのがあって、「近海の主vsルフィ」「道化のバギーvsルフィ」みたいな感じで、シールに幼かった頃の思い出が閉じ込められているのを見て、あ、いいね、と思ってしまったのだ。「ルッチvsルフィ」が無いのが残念だが、「サー・クロコダイルvsルフィ」が魅力的だったのでまずは、と5個買ってみた。

開ける時、側面のギザギザからべりっと割くのではなく、丁寧にポテチを開けるように側面の口を開いて、中を見ずにウエハースを取り出し味わう、その後シールを確認するのがしっぽ流である。ボロボロするのでゴミ箱を抱えるのもお忘れなく。

買った5袋を開けても、お目当てのvsシールはなかなか出ず、「ゾロクライスト」が出たぐらいだった。その後も買うが、テゾーロと戦うシール、バレット(今回の映画のボスキャラ?)と戦うシール、ナミ、が被り始め、イマイチか、と思った矢先、「エースロココ&サボロココ」という明らかなコラボシールが出て、ネットで調べると千円近い価格で取引されていて、あらびっくり、目当てでないものの一番レアなのがでたようだ。

その後、19袋目、遂に「サー・クロコダイルvsルフィ」が出た。が、「おっ」ぐらいのリアクションで、「まあコンプまでまだまだだからなぁ」と呟くしっぽが独り。目的が変わっていたことにこの時気がついた。

この辺で「あれ、いい大人に触発されて、いい大人がワンピースマン買い漁ってる、しかも目当てのシール出たのにまだ買おうとしてないか?」と少し現実に戻った気がしたが、次のウエハースをモソモソと食べているうちには忘れている。うまい。ビックリマンチョコ全盛期にこれが捨てられていたとか聞くと、いや感覚狂ってんなとか思わされる。話を逸らして現実から逃げ、また買い物カゴにワンピースマン。

結局合計20個買って、16種/24種、といった感じ。まずまずなのだが、vsシールについては、6種/11種と微妙な戦績である。「ゼットvsルフィ」「金獅子のシキvsルフィ」「道化のバギーvsルフィ」の3種、これはそこそこ狙っていたから、まだ買うことになるだろう。次で最後にするけど。多分。

いやそれでも「アーロンvsルフィ」のゴムゴムの斧とか、「サー・クロコダイルvsルフィ」のゴムゴムの暴風雨とか、決まり手のシーンをシールにしてるところが胸熱というか、懐かしさを掻き立てる。潜んでいた収集癖が垣間見えた、そんなワンピースマンと、まだまだ子どもなしっぽであった。

こむら返り

どうもしっぽだ。

皆さんは「こむら返り」という現象を知っているだろうか。激しい運動の後や、睡眠中に起こりやすいイメージがあるが、筋肉がギュッと縮んで痛い、「ふくらはぎをつる」現象だ。

 

しっぽもこむら返りの経験者であるのだが、初めて経験したのは高3のはじめ頃だった気がする。当時こむら返りについての予備知識が、足がどうにかする、程度のものだったのだが、いざなってみると、「うわっ、痛い痛い痛い痛い、ふくらはぎの筋肉ひっくり返ってるわこれこむら返りだ」と、体験して即、語彙にあったコムラガエリと結びつくほどに、そのまんま、こむら返りだった。自分のふくらはぎを見ると脛と反対方向に盛り上がるアーチを描いていると思うのだが、それが脛側にベコっとひっくり返った感覚、プラスチックの下敷きでアーチを作ったとき、アーチのてっぺんを押すとベコって反対側に反り返るのと全く同じ感覚だった。こんなにベストなネーミングがあっただろうか、と大変感動したものだ。

そんな感動を与えてくれるこむら返りにも、なんと欠点があり、それが猛烈に痛いと言うことだ。完治までに2日もかかった。痛みがじんわりと残るのだ。当然その日の夜は3時から眠れず、翌日は偏頭痛に襲われ、早退したのを覚えている。こむら返り許すまじ。

 

そんなこむら返りについ先日襲われたしっぽだったが、なんとそのこむら返りに勝つ強者の存在に気づいた。それは

 

眠気

 

だった。5時頃、ベッドの上に少し意識が戻って来たとき、「あ、こむら返るぞ、あー来る来る」と思わせる鈍い痛みが走り、そう思う頃にはビキっとこむら返った。

「ふっ、痛っ、痛いな〜痛い、いた、い、い、いた、、、、、、眠いな」

次気が付いたときにはもう朝だった。ふくらはぎには鈍い痛みが残っていたものの、眠気の完全勝利であった。

いや本当にこれだけの話、ごめんなさい。

 

なんか気が向いたら「こむら返り」と同じパターンの、ドンピシャネーミングの話でもしたいです。しっぽでした。

壁に耳あり

ご無沙汰、どうもしっぽだ。

中学生ぐらいだろうか、多感な時期のしっぽはこれ以上ない程の地獄耳で、教室の端から端まで会話が聞こえていた。当時のしっぽは、自分の名前や関連ワードその他諸々が聞こえる度に、そちらを気にし、にっこり微笑んで牽制、みたいな事をしていた。今思うと自意識過剰、かなり不気味で恐ろしい生徒だったと思う。今でも耳はいい方で、聞こうとしなくても他人の会話が聞こえてしまう事が多々ある。

ということで、聞こえてしまった会話で何か思う事があった時、なんとなく記事にしてみようと、そんな気持ちではじまりました新連載「壁に耳あり」。今回で打ち切りの可能性は、8割を超え9割に届こうとしている。

 

時間を潰す必要があり、なんとなく入ったMcDonaldでの会話だ。

季節限定のヨーグルトシェイクが吸えずにぶっさいくな顔を晒すしっぽ。その後ろで談笑する2人の女性、年はしっぽにかなりに近いと思われる。どうやら音楽の話をしているようだ。

A子「私は音楽、海外チャートから聴くいてるからな」

おお、洋楽の先輩かもしれない、しっぽはつい最近洋楽に手を出すようになったばかり、何か情報があるかもしれない。そう思い片耳だけにはめていたイヤホンをそれとなく外す。彼女らの会話は、あくまで聞こえているだけである。決して盗聴とかそういった犯罪の匂いのするものではない。

B子「私、最近洋楽でいい曲見つけたよ〜」

A子「え、なになに?」

しっぽ(何だろうか)

B子「This Is America って曲なんだけど〜」

しっぽに戦慄が走った。最近⁉︎グラミー賞とったの何ヶ月前だよ⁉︎

動揺するしっぽをよそにキャッチボールは続く

A子「へーその曲知らない、聴いてみようかな」

しっぽ「は?」

思わず声が漏れた。チャートどこいったおい。しっぽは、日本人が洋楽を聴かない、というのを強く強く痛感した。グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞した作品であることは、当時洋楽を全く聴かなかったしっぽでも知っている。その知識を置いておいたとしても、それならさっきのチャート発言はどうなる?何の得になる嘘なのか、しっぽの中でざわめきが止まない。

A子「それでさ、その曲どこがすごいの?」

ああ、確かにそれは聞きたい。正直2回ほどしか聴いてないし、メッセージ性強い歌詞とMVだったよな確か……そんなうろ覚えのしっぽにとって、最近見つけたばかりのB子の感想は貴重なものだ。

B子「あー、あれね、すごいのよ!イヤホンで聴くと左右で音が違うの!」

粗品「それステレオっ!!」

思わず脳内の粗品が突っ込んだ。予想を大きく覆すステレオ技術の評価。しっぽは肩を震わせ、いやこれはネタになるな、そんな事を考えていた。

A子「へー、すごいねそれは」

粗品「いやお前もステレオ知らんのかっ!!」

もう、日本人が洋楽を聴かないとか嘆かれてますけど、そもそも日本人音楽まともに聴いてない説が浮上したところで、話題が変わり、彼氏云々の話になったのでイヤホンを両耳にねじ込み、フライングロータス「Never Catch me」を大音量で流した。シェイクはドロドロに溶けていた。